場所別の風水
玄関
玄関は気の入り口です。
人で言えば顔であり、玄関の様子を見ればおおよそその家に住むご家族の雰囲気が分かります。
風水上、非常に大切な場所だといえます。
忙しくてなかなかお掃除が行き届かないという方でも、まずは玄関から片付けを始めましょう。
玄関のタタキに靴を出しっぱなしにしない!これは鉄則です。
靴が脱ぎっぱなしになっているとタタキをお掃除する気持ちになりませんよね。
毎日の習慣ですから、脱いだ靴は靴箱へ収納するクセをつけましょう。
そして、こまめに砂や埃を吐き出すようにして、月に1度はタタキを水ぶきしましょう。
玄関には、玄関マットを敷きましょう。
気の入り口であるわけですから、良いモノも悪いモノも両方入ってきます。
悪いものを足止めするために、ぜひ清潔な玄関マットを置きましょう。
またゴチャゴチャと小物を飾り立てるのはNG!
そしてぜひ置きたいのはアイテムは鏡です。
鏡は入り口の真正面を避けて、左右どちらかに置ければOK。
昔から、神事に使われてきた鏡は神様と同じように扱うのがベスト。
もし可能であれば、太陽の方向を向けるようにしましょう。
例えば、西側に置いて東に向けるか、北側に置いて南を向けるか・・・です。
いつもピカピカに磨いて、お出かけの際は笑顔チェックして出かけましょう。
玄関の設計
家を設計する際、玄関の位置は土地と道路との関係によっておおむね決まるものですが、できる範囲で、良い気を呼び込める場所に持ってきたいものです。
玄関は外からの土が上がらないように、一段低い土間になっています。なので、自分の九星の場所に玄関を作ることは、運勢的に良くない凶相となります。
理想を言えば、どの場所にあったとしても外側に適度に張り出した「出玄関」(一辺の長さの3分の1以下の大きさ)で設計することが望ましい形です。
昔から、辰巳玄関は縁起が良いと言われます。辰巳=東南のことで、東南には「整う」という意味があるからです。
特にご商売をされる家は東南に張り出した出玄関を作ると吉相です。ご商売が整う、お金が整う、ご縁が整う、良いお客様がつく、信用がつくという効果があります。
また、ご主人が辰歳・巳歳生まれの場合、東南の出玄関が理想です。
その他にも、年頃のお嬢さんの縁談の場所ともしますので良いご縁がまとまるとも見ます。
リビング
家族が集まるリビングは、家の中でも最もくつろげる場所にしたいですね。ここが吉相であれば自然と家族が集まり、会話をしながら一緒に過ごすことで団結力も深まります。
家相風水でリビングを考える際に、特別に凶相となる方位はありません。ただ、採光が十分にある明るいリビングにするためにも、東南~南に配置することが望ましいでしょう。
リビングにソファーやテレビなどのインテリアを配置する際は、ご主人の星からみて吉方位となる場所に体が入るようにするのが理想です。
間取りを考える段階で、インテリアの配置を考えておけば、出入り口や収納などを凶方位に配置することができ、吉方位を有効に使うことができます。
リビングの気の流れを整えて生活することで、家長を中心にした理想的な家族の形が自然と培われます。
≪吉方位に置きたいインテリア≫
ソファー、テーブル、テレビ、オーディオ、パソコン、時計など
≪凶方位に置きたいインテリア≫
本棚、収納タンス、ごみ箱など。
寝室
寝室とは寝ている間に家の気を吸い込み、1日の疲れを癒し失った気を補充する大切な空間です。
睡眠中とても無防備で、良くも悪くも空間の影響を最も受けやすいもの。運気は寝ている間に作られると言って過言ではありません。
風水家相の要素と取り入れて、快適な寝室づくりを心掛けてくださいね。
寝室の中で一番重要ポイントは、ベッドの位置、とりわけ枕の位置です。部屋の入り口から、まっすぐに見える場所には枕がこないようにしましょう。
一番理想的な配置は、風水インテリアによる吉方位を使うことです。中でも「天医」という方位に枕を置くと良質な眠りを得ることができます。
ただし、既存の住宅やマンションである場合、この吉方位を使うことが難しい場合が少なくありません。
その際は、北に枕が向くようにベッドを配置してください。
また、枕まわりにゴチャゴチャと物を置かないこと。枕元で携帯電話を充電するのもNGです。
パソコンなどの電化製品も極力持ち込まないようにしましょう。さらに、コンセント類とはできるだけ距離をとって眠るようにして下さい。
これは寝ている間に電磁波の悪い影響を受けないためです。
また、ドレッサーや鏡を置く際は、鏡に眠っている姿が映りこまない位置に置きましょう。
理想的な方位は風水インテリアでの「延年」の場所です。奥様にとっての「延年」の方位に置けば、夜毎の美女になれると言われます。
できれば鏡に布やカバーを掛けるなどして、使うとき以外はフタを閉めた状態にするのがベターです。
その他、寝室に置いていただきたいアイテムとして、木炭があります。ベッドの足元に置いてお休みになると、1日の活動で乱れた体内の気を整えてくれます。
活力もアップしますので、お子さんを望むご夫婦にもお薦めです。
「待望の赤ちゃんを授かりました!」
そんな嬉しいご報告を多数受けています。
炭は備長炭などの良質なものであればあるほど、気を引き寄せるパワーが高くなります。眠っている間にエネルギーを充電されたい方はぜひお試しください。
子供部屋
風水家相を取り入れて子供部屋を考える場合、
その子の資質を見て、足りないものを補ってくれる
方位にもってくるのがベストです。
以下の方位は家の中心から見たものです。
子供部屋ということでなくても、
宿題をしたり本を読んだりするスペースとしても使える方位です。
<東の子供部屋>
午前中の爽やかな日差しが入る吉方位です。
特に長男さんには良い場所で、独立心が高くなります。
反抗期のお子さんには、お薦めできない方位です。
<東南の子供部屋>
特に長女さんに良い場所です。
女性らしい優しさを持った利発なお子さんになります。
先々は良いご縁に恵まれますので、適齢期のお嬢さんはぜひこの方位を
お使いください。
<南の子供部屋>
もう少し元気量をアップさせたい内向的なお子さんに良い場所です。
お部屋の中に明るい太陽のエネルギーを取り込むようにして下さい。
<南西の子供部屋>
落ち着きが欲しい活発すぎるお子さんに良い場所です。
計画性が出て、コツコツと努力ができるようになります。
<西の子供部屋>
女の子に良い場所です。
ただし西側に窓を開けるのは素行上の問題がでてくるので要注意です。
あまり開け閉めせず、光だけを取り込むように心掛けてください。
<北の子供部屋>
集中力が増し勉強には最適の方位です。
受験を控えているお子さんには特に良い場所です。
<北西の子供部屋>
この方位に子供部屋を持ってくることはお薦めしません。
家庭内での子供の力が強くなって、親子の力関係がバランスを崩します。
風水インテリア(風水ナンバーの割り出し方)
風水インテリアでは、私達のもつ体内磁気とお部屋の気の相性を整え運気を上げることができます。
リビングであればソファーやテーブル、テレビ、時計の配置、
寝室であればベットの配置や枕、ドレッサーの配置、
子供部屋であれば、机やベット、パソコンの配置など
お部屋を使う人の吉方位に配置することで、運気が上がります。
リビングはご主人さまの吉方位で配置しましょう。
また、リビングは特に家庭運、寝室は健康運、
書斎や子供部屋は仕事運や勉強の成績に関わってきます。
その他、トイレやお風呂場やキッチンなどの配置替えの難しい箇所は
運気を上げてくれるラッキーカラーや、観葉植物、木炭、水槽などのラッキアイテムを加えることで運気を整えます。
そのためにはまず、以下の表からご家族の風水ナンバーを割り出しましょう。
※1月1日~2月3日までに生まれた人は、前年の生まれになります。
ご家族の風水ナンバーが分かったら、
次に風水ナンバー別に吉凶方位を見ていきましょう。
「南」の意味合いと病気
風水・家相上では、方位にそれぞれの意味合いがあります。
例えば、南は「火」のエネルギーが司る場所。
南に水物(お風呂、トイレ、池など)があると、火が水によって消される状態になり凶相です。
病気でいうと、心臓、目、脳などの病気となって出てきます。
また、酒乱などお酒による問題を起こす可能性があります。
特に巳、午、未の年に生まれた方にそのような症状が出やすいのです。
その他に、地位、名誉、目上の引き立て、裁判沙汰などの意味合いがありますので、
お住まいの図面を設計する際には、南側に水回りを持ってこないようにしてください。
もし、南側に水回りがあるの場合は、綺麗にお掃除しマメな換気を心がけましょう。
お庭に池がある場合は、できれば水を抜き枯山水の庭として楽しまれることをオススメします。
風水・家相とは自然のリズムとの調和です。自然の流れに即した暮らしを心がけたいものですね。